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葛藤を乗り切るための必要な壁

最近ね、良く感じること。
家庭内で葛藤のない人なんていないのかもしれないなあということ。
いろんな人の話を聞いたり、見たり。
まあ私の場合、仕事が関連している部分は大きいけれど。
私の場合は、父との葛藤ですが。
妹や弟は、常に「姉と比べられる」という葛藤。
比較によって生まれる葛藤はどこでもあるだろうけれど、
だからこそ嫉妬や自己肯定感が低くなったりすることもあるだろう。
私は感じたことなどないけれど、妹や弟は苦しかったみたいです。
常に、「お姉ちゃんは」って言われること。

顕在化した父との葛藤によって、見えてきたことは。
家庭内で「葛藤」があるから、私は世界と関われるんだ、ということ。

家庭、家族っていうのは、人間がこの世に生をうけて
一番初めに接する社会ですよね。
だから小さな宇宙でもあり、小さな世界でもあって。
私たちは、誰一人として、人と、世界とかかわらずに生きてはいけない。
だからこそ、家庭内に葛藤がないと、私はこの自分を取り巻く世界と
うまくやっていけないと思う。

世界はすべてが混沌としているからこそ、すばらしい。
この混沌とした社会で、生きていくには、私以外のすばらしい「世界」があって、
私を教えてくれる、助けてくれる、分かち合ってくれる「他者」がいる。
けれど私以外の理解できない「他者」も、「出来事」も、「社会」もある。
そこには葛藤がうまれて、苦しみや悲しみを生み出すものだ。

どんなに愛し合ったとしても、信頼しあっているとしても
私と他者の間には、それが家族であっても、
「分かち合えない」(正確には現時点で理解し得ない)溝がある。
私が私である以上、私は他者にはなれないから。
そしてその他者は、私が持っていない要素をもつ全体の部分であって、
私も全体をなす部分なんだ。
だから、彼は、彼女は「私」でもあるんだけれど。

話がそれたかな。

理解できないこと、分かり合えないことというのは、本当に苦しい。
でもね、それをいきなり社会に出て体験して乗り越えていくのは
難しいのかもしれないなと思ったんです。
家庭内で、葛藤があるからこそ、親が壁になってくれるからこそ、
私が私でいるために、「何を選択するか」を教えてくれるんだ。
分かり合うことばかりじゃない現実が、家族間にすらあるんだ。

子供というのは(特に思春期の子供たち)は
「喪の作業」をいうのを大人になる前に行なわないといけない。
ここでいう喪の作業というのは、一旦、自分のなかで、
自分より大きなもの、身近である権威的な存在である大人を
過激的な言葉でいうと心の中で「喪失させる」作業が必要なんです。
みなさんも、ありませんか?
「親や先生」がいなくなってくれたら、どんなに楽だろう。
どんなにいいだろうって、思ったことが。

私は何度も心の中で「親」や先生、学校を殺しました(過激だなあ)
そうやって権威的なものを自分の中で再構成することが
「大人への」1歩になっていくんじゃないかな。

現代は、子供たちが心の中で「喪の作業」を行なうことが
難しいのかもしれません。
壁がないと、自分を確認できないし、自分はどうしたいのかみえてこないのに
今は、親と子が分かり合うことばかり唱えられるから、
大人が「壁」になろうとしなくなってる。
親が「権威的」な壁じゃないと、子供は「外の社会に」壁を求めるしか
なくなるんじゃないかな。
特に男の子は、この壁を乗り越えることが結構難しいのかもしれません。
「暴力的に」になる子は、この壁を破るために外側に向けて、
「引きこもり」になる子は、その壁を自分の内側に向けて立てる。

自らの存在を確認しながら、生きていくことは何なのかを問う
大切なこの時期に認めたくないけれど、
とてもいやだけど、「葛藤を生んでくれる」壁は
必要だとおもいます。

親とぶつかった経験がなければ、怖くて親にもなれないよ。

今の少年事件の根本は、この壁が薄いことにあると思う。
権威的なものを求めて、自分の存在を確認することを求めて
「事件」をおこさないと、自己存在を確認できない。
もちろん、これは私の独断と偏見である部分は大きいと思います。

大人に、家族に感情的に理不尽な事いわれたり、
なんで?って思ったり。このやろーって(苦笑)
十分大人になった今でも思いますよ。
理解しがたい、埋めがたい溝。
多分ね、「親」や「家族」って切れないんです。
切ろうとおもっても、実際に形として切れていても。
幼い頃、自分の力では決して生きていけない時期を、
誰かの世話になって生き延びた私たちにとって、
家族はもうどこにいっても付きまとう、見えない影で
私のシルエットの一部。

葛藤なんて無いほうがいいし、本当にいやだし、苦しいんです。
一番理解して欲しい家族と親と理解し合えないこと、
分かち合えないことがあることは本当に苦しい。
家庭での葛藤に縛られて、「生きづらさ」が生まれ、
さまざまな障害、疾病の原因になることも良く知っています。
犯罪の原因に「子供の頃の満たされない思い」が反映されていることなど
もうわかりすぎるほど、たくさんある。
けれどね、人間には、その苦しみを乗り越えて、たどり着くはずの
道があるはずなんだ。

今は見えないかもしれない、今は感じられないかもしれない。
そして本当に理不尽で、納得いかないかもしれない。
けれど、やっぱり乗り越えられる「力」は、私たちの内側に眠ってる。
傷は誰だって負いたくない。
けれど一度折った骨は、また強くなることができるように、
傷負ったことで、心にしなやかさがでることだってあっていい。

生きていく上で、つらさも苦しさも、葛藤もなくならない。
けれど、それをこえて見える世界は必ずあって、
世界は「混沌」としているからすばらしくて、
その中で見えてくるものがあるはず。
痛みを知るからこそ、優しさを身につけられるように、
葛藤を抱えて生きていくなかに、
愛を抱えることができる、そんな幅があったっていいんじゃないかな。
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by harmony0526 | 2005-03-14 10:47 | ルーツって?

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‘声’をめぐるつれづれなるままのエッセイ(写真は私の愛する伊是名島からの風景)
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