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君のそばにいる

さて、お盆の最終日ということで
母親の実家に行ってきました。

沖縄では送りの日のことを
うーくいといいます。
帰ってきたご先祖さまを送るわけですが、
母親の実家には、おじいちゃん、おばあちゃん、
おじさんがもうなくなっていますので、この方たちを送りました。
私は霊は見えないんですけど、伝えたいことというのは
キャッチできるんです。うまく言葉にできないのがもどかしい。
けれど、感じても、いつもほとんどそういったことを口にしないし、
気にならないんですが。
今日は別でした。

私にはおじさんがいました。
もうなくなってどれぐらいたつかな、8年ぐらいかな。
その当時小さかったいとこも、もうすでに中学3年生。
おじさんは、私をとてもかわいがってくれたし、
私がいつも調子が悪かったり、親とけんかして
遊びに行ったときもいつも暖かく迎えてくれました。
性格がやさしくて、人のよいおじさん。
けれど、仕事はうまくいかなかった。いつも借金をして、
人に私の母親達の姉妹に迷惑をかけていました。
それが元で、離婚。
いとこが小さいときに離婚して、彼はおじさんとおばあちゃんが
育てていました。

私はおじさんを思い出すとき、いつもある場面が繰り返し出てきます。
それは20歳の頃、突然精神的なバランスを崩した私は
家族と口がきけなくなりました。
そこで行き場をなくした私は、母親の実家に行くことに。
しばらくとめてほしいと連絡をして、ついたのは夜中の12時。
眠っていてね、鍵は持っているからと伝えてあったのですが
おじさんとその子は起きて待っててくれました。
もちろん夜中なので、私は食事はすませてあったのですが、
おじさんは私のためにラーメンを作って待っていてくれました。

おじさんが作るラーメンが、私たち姉妹は大好きだったのです。
なんの変哲もない、チャルメララーメン。
インスタントメンの上に、玉子焼きやら、わかめやら、コーンがのった
おじさん特製のラーメンを、私たち姉妹は時々リクエストしては
母親の実家に行ったとき食べさせてもらっていたんです。子供の頃。
それを覚えていてくれたんでしょうね。
夜中の12時に私がついた頃を見計らって、あつあつのラーメンが
出てきました。
夜中で、年頃の私は本当は食べたくなかったんだけど、
一生懸命作ってくれたラーメンを涙が出てきそうなのを
こらえながら食べたのを覚えています。
私はラーメンがとても好きで、よく食べ歩きますが
あの時のラーメンに勝る味には、きっと出会えないと思います。
暖かい湯気とおじさんのとびっきりの笑顔。
私は一生忘れないでしょう。

その年の2月、おじさんは急に脳卒中で帰らぬ人となりました。
残された彼は、別れたお母さんの元へと引き取られていきました。
その後、おじさんの一年忌を待つようにおばあちゃんも、おじさんの元へと
旅立っていきました。もう長くはないかもしれないと思っていたおばあちゃんは
ちゃんと一年忌まで済ませてから、その直後に心臓発作で帰らぬ人となりました。
わずか一年足らずで、自分の父親とおばあちゃんを亡くした彼の
心の傷は深かったと思います。
おばあちゃんがなくなったときのお葬式で、久しぶりにあった彼はいいました。
「今度は誰が亡くなるの?今度は誰に僕は置いていかれるの?」と。
その後、彼は私たちと会うのをいやがるようになりました。
つらかったんでしょうね、きっと。

それから八年の歳月が流れました。
事情があって、もうほとんど会えなくなってしまった、
彼と久しぶりに再会しました。私はほぼ8年ぶりです。
お盆のときだけ、この日だけは、父親の実家に行くことを許されるのでしょう。
私の中で、小さな男の子だった彼は、立派な少年の顔に変わっていました。
もう中学3年生だものね。大きくなったね。
はにかんだ笑顔はそのままに、少年になった彼。
またあえて本当にうれしいよ。

今日の夜、送りの行事を行っているときに
おじさんのメッセージを私は受け取りました。
どうしても彼に伝えなくては。ちゃんと伝えるから。
彼が帰る間際に、話をしました。

「あのね、こういってるの。お父さんがね、ちゃんと聞いてね。
ずっとそばにいて、成長を見守ってあげられなくてごめん。
一緒にいて、ずっと力になってあげたかったんだけど、
そばにいてあげられなくてごめんな。
けれど、ずっとそばにいて、見てるから。
話しかけてくれれば、呼びかけてくれればいつでも。
いつでもそばにいる」

そして私は続けました。
「私たちはいつでもあなたのことを思っているし、
忘れたことなどないからね。
いつでも会いにおいで。私たちは、離れているかもしれないけれど
決してあなたは一人じゃない。
おばさんたちも、私たちいとこも、ずっとずっとそばにいるから。
何かあったら、連絡しておいで。
もう少し大人になって、ひとりで行動できるようになったら
いつでもどこにでも一緒に行こうね。
あまり会えなくても、忘れてなどいないから」と。

伝えた後、私の左半身の重さがすーっと取れていきました。
伝わったかな?おじさんの思いは。
私に関わる命をつむいでくれた、ご先祖様。
おばあちゃん、おじいちゃん、おじさん、いつもありがとう。

「君のそばにいる。ずっと。形がなくても。」
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by harmony0526 | 2004-08-31 01:17 | ルーツって?

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‘声’をめぐるつれづれなるままのエッセイ(写真は私の愛する伊是名島からの風景)
by harmony0526
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